事業の一部を切り出し、既存組織へ直接統合していくPMIは、
株式譲渡型の統合とは異なる難しさを持ちます。
独立した法人として一定期間運営するのではなく、
初期段階から同一組織として統合する場合、
制度・業務・文化・人の接続を短期間で設計する必要があります。
その分、統合初期のハレーションリスクは高まりますが、
乗り越えた先には、シナジーを早期に生み出しやすいという側面もあります。
近年、事業ポートフォリオの見直しや再編の動きが加速する中で、
このような再編型のPMIは、今後さらに重要性を増していくと考えられます。
難易度が高いからこそ、単なる組織の足し算に終わらせるのではなく、
そこで働く人たちが新たな価値を生み出せる土壌をどう築くかが問われます。
私たちは、デューデリジェンスの段階から統合後を見据え、
実行可能なPMI設計を行うことを重視しています。
制度やスキームだけでなく、
人と組織が無理なく前に進める統合の形をつくること。
それが、結果として統合のスピードと成果につながると考えています。
もし、統合の進め方に迷いや検討段階での不安がある場合は、
早い段階から整理を行うことが有効です。

